05/23: スバル インプレッサ《モデル概要編》
カテゴリー: スバルの人気中古車完全カタログ
WRCで培ったノウハウを投入して
走る楽しさを磨いたセダン&ワゴン

●コンセプト
デビュー時の性格とは異なる方向性で進化
インプレッサは、富士重工の大衆車クラスを担うセダン&ワゴンとして誕生。一方で、レガシィに代わってWRC(世界ラリー選手権)に参戦するという使命も帯びており、他社にはない独特のキャラクターをもっていた。居住性よりも運動性能が重視され、短めのホイールベースで旋回性能を高める一方、後席のレッグスペースは大人には必要最小限のレベルだった。ボディタイプは、スポーツワゴンと称するショートワゴンと4ドアセダンの2種類。ワゴン系はボディを5ナンバーサイズに収め、1.5Lエンジンからのラインナップとして、エントリーユーザーにも訴求していた
セダン系は「WRX」という固有の名前が与えられ、ボディ幅の広い3ナンバーサイズで展開。搭載エンジンも2LのNAとターボという走りに振った構成だったが、H15年9月の一部改良で1.5Lエンジンを搭載した5ナンバー車も設定された。
●メカニズム
4種の水平対向エンジンに5MTや6MTもラインナップ
ファミリィカーの多くが横置きエンジンのFFレイアウトを採用する中、インプレッサはスバル伝統の水平対向エンジンを縦置きにしたレイアウトを採用。重量バランスの良さと低重心設計から、FF車にはマネのできない素直な回頭性能を見せる。排気量は1.5Lと2L。1.5Lはレギュラーガソリン仕様のSOHCと、H18年6月に追加されたDOHCの2種類だ。2Lはすべてハイオク仕様のDOHCでNA(自然吸気)とターボがあり、後者は184kW(250ps)を発生。さらにSTi用の206kW(280ps)仕様も用意された。
トランスミッションは4ATと5MTだが、STiは6MTのみの設定。駆動方式は4WDが中心で、MT車は機械式センターデフによるフルタイム方式、4AT車は電子制御トルクスプリット方式を採用する。2WDモデルは1.5Lエンジン車にのみ設定されており、縦置きエンジンながら前輪駆動だった。
●エクステリア&インテリア
3度のデザイン変更で明確な違いをもつ外観
前期モデルのフロントマスクは、大きな異形丸型2灯式ヘッドランプを採用しており、富士重工初の小型乗用車であるスバル1000を思わせた。が、ファンの間でも賛否が分かれたため、H14年11月にフェイスリフトを実施。通称「涙目」と呼ばれるライト形状に変更された。さらにH17年6月のマイチェンでは、航空機メーカーとしてのアイデンティティを強調するため、翼をイメージした「スプレッドウインググリル」を採用。計3種類の顔をもつに至った。
インパネはスポーティなデザインで、丸型3眼メーターを採用。タコメーターは全車標準装備となる。大型のセンターコンソールが付くため、運転席回りは広くないが、コーナリングの際に左ヒザを当てて下半身をホールドするのには好適だ。
トリムカラーはセダン系が黒基調でスパルタンなイメージ。ワゴン系はグレー基調のカジュアルなイメージとなっている。
●インプレッション
走りを極めたいなら迷わずターボモデルを
セダン系の2L車は、全般にソリッドな乗り味。ダンピングの利いたサスチューンと、インフォメーションが豊富なステアリングフィールを味わいながらのドライビングを楽しめる。2Lエンジン搭載車はNAモデルでも十分に速く、ターボ付きとなると全開にするのをためらうほどのスポーティさ。コーナリング限界も高く、滅多なことではスキール音さえ出ない。
1.5Lエンジン搭載車は乗り味が一転。175/70R14サイズのタイヤが標準装備され、ステアリングフィールも乗り心地もマイルドで、エントリーユーザーが運転を覚えるにも好適だ。


















