06/06: トヨタ プリウス《モデル概要編》
カテゴリー: トヨタの人気中古車完全カタログ
ガソリン高騰時代の救世主は走りもいい
実走燃費でも最高クラスを実現したハイブリッドカー

●コンセプト
低燃費に磨きをかけた唯一無二の高い環境性能
世界初の量産ハイブリッドカー、プリウスも、現行型で2代目。H15年のデビューから5年が経過したが、その牙城を脅かす車はいまだに現れない。1.5Lガソリンエンジンと、発電機&電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム“THS II”を搭載。状況に応じて電気モーターだけで走行したり、エンジンとモーターを併用したりと、効率が良くなるように分担を調整する。減速時には発電機を回してバッテリーに充電。さらにバッテリーの電気を使いきりそうになると、エンジンで発電機を回して充電を行う。このため外部からの充電は不要で、通常のガソリンエンジン車と使い勝手は変わらない。
初代より一回り大きくなったが、燃費性能は向上。複数の一般ユーザーがデータを提供する実用燃費サイトでも20km/Lに迫る数値を記録し、H19年から発表されている燃費ランキングで2連覇を達成している。
●メカニズム
ハイブリッド車らしい先進的な装備を採用
プリウス登場以前、ハイブリッドというと2種類があった。一つが、エンジンは発電機を回すだけで、走行はモーターで行うシリーズ式。もう一つは、エンジンが常にタイヤを駆動し、モーターはエンジンのアシストをするパラレル式だ。しかし、プリウスは双方の長所を併せ持つ独自のハイブリッドシステムを搭載。エンジンと発電機&モーターの3者を遊星歯車機構で結ぶことにより、それぞれの分担を連続無段階に調整できるほか、CVTとしても機能するため、変速ショックが全くない。バッテリーはニッケル水素タイプを使用するが、必要に応じてリフレッシュ充放電が行われる。そのためメモリー効果の心配もなく、メーカーでは5年/10万kmの保証付きだ。
ITS装備は豊富。メーカー純正ナビ装着車には、後退駐車時にハンドル操作を自動的に行うインテリジェントパーキングアシスト装置がセットとなる。
●エクステリア&インテリア
未来的なデザインで高い空力性能を実現
トライアングルモノフォルムと名づけられたボディ形状は、ルーフを長く取りハイデッキスタイルにすることで空気抵抗を低減。CD値は量産車トップの0.26を確保する。ルーフの中央が低くなっているのは、ルーフ上面の気流がサイドに回り込んで渦を作るのを防ぐのに加え、前面投影面積を抑えながら頭上空間を確保するためだ。ツーリングセレクションは、フロア下を滑らかにするアンダーカバーやリアスポイラーを装着し、空力特性がさらに向上。アルミホイールやHIDヘッドランプも標準装備されている。
インパネはデジタル式のセンターメーターを採用。パーキングブレーキはスイッチ式となるほか、オーディオやエアコン、ナビのスイッチはステアリングホイールに集約されている。
ダッシュボード中央には液晶のマルチディスプレイがあり、エンジンとモーターの稼働状態を表示させることが可能だ。
●インプレッション
1.5Lらしからぬ加速性と上質な乗り心地が魅力
頼りなささえ感じるシフトレバーの操作は独特で、操作して手を放すと元の位置に戻る。Dレンジをタップして走り出すと、モーターだけでとても静かだ。加速は非常に力強く、「2Lクラス」という謳い文句にウソはない。搭載されたモーターは低回転になるほど強いトルクを発生し、エンジンが苦手な低速域を補ってくれるためだ。
サスチューンは乗り心地志向だが、初期モデルでは低転がり抵抗タイヤを高めの空気圧で使うことに起因する硬さ感があった。H17年にマイナーチェンジが行われ、静粛性と乗り心地を中心に改良されている。

















