V6エンジンがもたらす高い走行性能と躍動感のあるスタイルが魅力のFRセダン
CONCEPT
累計販売台数480万台を超すベストセラーカーの後継車
FRミディアムセダンのベストセラーカーとして、9世代36年にわたり君臨してきたマークIIの後継モデル、それがマークXだ。長い伝統とともに、ユーザーが高齢化してしまったことを払拭すべく、30~40代のユーザーにも訴求できる内外装デザインや走りのテイストが与えられるなど、一新されている。
MECHANISM
2種類のV6エンジンに、駆動方式で異なるATの組み合わせ
プラットフォームやサスペンションなどは、12〜13代目クラウンやレクサスIS/GS系と共用。エンジンはクラウンロイヤル系と同様、2.5Lと3Lをラインナップ。いずれもV型6気筒の直噴方式を採用し、燃料は無鉛プレミアム指定となる。ミッションは全グレードATで、FRが6速、4WDが5速。
EXTERIOR & INTERIOR
個性的なエクステリアとモダンな雰囲気のインテリア
前輪を思い切り前方に配置したプロポーションは、いかにもエンジン縦置きFR車のそれ。ボンネットに連なるVラインと独特の3連ヘッドランプが存在感を主張。空力性能はCd値0.28と量産車トップレベルだ。モダンな家具調のインテリアにはLEDによる照明が多用されており、クールな雰囲気を演出。
DRIVING IMPRESSION
軽快な走りを楽しみたいなら、断然2.5L車がオススメ
45タイヤ装着車でも過度に硬くはなく、道路の補修跡を踏んでも不快感はない。一方、60タイヤ装着車はステアリングの正確性が高く、操舵応答性やロールコントロールがよくシンクロしている。トルクに余裕があるのは当然、3Lエンジンだが、回転上昇の軽快感では2.5Lのほうが上。
| 2004年 |
11月/デビュー |
2.5Lと3Lのエンジンにそれぞれ2グレードを用意
250Gと300Gプレミアムにはブラック内装やアルミペダル、18インチアルミホイールなどを装備したSパッケージも用意
「ダイナミック&スタイリッシュFRセダン」が開発コンセプトのマークXが登場。エンジンはV6直噴で、3Lと2.5Lが用意されていた。グレードは、3Lに300Gとスマートエントリーなどを標準装備した300Gプレミアム、2.5Lに250Gと4WDの250G Fourを設定。さらに、250Gと250G Fourには装備を省略したFパッケージも用意していた。トランスミッションは、マニュアル感覚の操作が可能なシーケンシャルシフトを採用。250G Fourのみ5ATで、FR車は6ATを搭載する |
| 2005年 |
10月/特別仕様車 |
厳選装備のパッケージモデルに上級グレードの整備をプラス
左/外装では、オートレベリング機能付きディスチャージヘッドランプや16インチアルミホイールなどを採用する 右/運転席側には8ウェイマルチアジャスタブルパワーシートと、クッション長を電動で変えられるシステムを搭載
250G&250G FourのFパッケージをベースとしたリミテッドが登場。本革巻きステアリングなどを特別装備しながら、新車価格はベース車の18万9000円高となる264万6000円から設定された。 |
| 2006年 |
4月/特別仕様車 |
装備や質感をプラスしながら低価格を実現した買い得モデル
左/写真のクールホワイトパールクリスタルシャインを含む、2色を特別設定 中/専用木目調パネルをあしらった本革巻きステアリングで、より上質な印象だ 右/シートとトリムには、ジャカード織りの専用ファブリックが採用された
プライムセレクションは250Gと250G Fourがベース。インパネに専用木目調パネルをあしらい質感を高めながらも、新車価格はベース車両より5万2500円低い267万7500円から販売された。 |
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10月/マイナーチェンジ |
内外装のデザイン変更と装備のさらなる充実化
グリルのバーを4本から3本にしたほか、バンパー開口部やヘッドランプ、リアコンビランプにも意匠変更が施された
フロント回りを中心にデザインを変更し、より精悍で存在感のある顔つきとなった。内装では、シート表皮に高密度ベロアを採用したほか、木目調パネル部の拡大、大型天井イルミネーションのカラー変更などを実施。またSパッケージは、メタル調のセンターコンソールなどの専用装備を採用し、よりスポーティな仕様となっている。このほか、サイドターンランプ付きドアミラーやプッシュオープン式フロントコンソールボックスを、全グレードに標準装備とするなどの変更も行われた。 |
| 2007年 |
9月/特別仕様車 |
ベース車の3万1500円高で専用装備を満載したモデル
左/専用ティントグリーンエクステンションのディスチャージランプや、特別色のミディアムシルバーメタリックを採用 右/前席サイドエアバッグや前後席カーテンシールドエアバッグも特別装備となり、より安全性が高められている
250Gと250G Fourをベースに、専用のシート表皮などを装備したリミテッドが登場。ステアリングも専用木目調パネルを採用し、上質な印象となっている。新車価格は278万2500円から。 |
| 2008年 |
7月/特別仕様車 |
利便性と質感を高めたより魅力的な一台が登場
左/オートレベリング機能付きディスチャージヘッドランプや、16インチアルミホイールなども特別装備として採用 右/ステアリングにオーディオスイッチを搭載。インパネ右下にはワンプッシュで始動可能なエンジンスイッチを装備
スマートエディションは、250G&250G FourのFパッケージがベース。スマートエントリー&スタートシステムやイモビライザーなどを特別装備し、新車価格265万6500円からで販売された。 |
文:安藤 眞、ユニットクワトロ
走行性能にさらなる磨きをかけた
プレミアムSUVのヒットモデル
文:安藤 眞、ユニットクワトロ
CONCEPT
乗用車のコンポーネントを利用し、高い操縦安定性と快適な乗り心地を実現
SUVの市場形成に重要な役割を果たしたハリアー。SUVはピックアップトラックのシャーシにワゴンボディを架装した車が起源で、操縦性能や乗り心地を求めるには限界があった。しかしハリアーは乗用車のコンポーネントを利用し、優れた操縦性能や乗り心地を獲得。品質も上級セダン並みにアップした。
MECHANISM
最上級グレードには電子制御エアサスペンションを標準装備
エンジンは2.4Lの直4と3LのV6の2種類でスタート。駆動方式はFFと4WDがあり、いずれも同じグレードに用意。4WDは機械式センターデフをもつフルタイム方式で、2.4Lはビスカスカップリング式LSD。最上級グレードのAIRSには、車高調整機能付き電子制御エアサスペンションが標準装備されている。
EXTERIOR & INTERIOR
力強さを感じさせる外観と、プレステージ性の高い内装
ハリアーのデザインモチーフは猛禽類。眼光鋭い印象のフロントコンビネーションランプや、塊感のある全体のフォルムは、獲物に襲いかかるハヤブサを思わせるもの。一方、インテリアは質感・装備とも高水準。上級グレードは電動パワーシートが標準装備、オプションで本革シートも用意される。
DRIVING IMPRESSION
走行性能の高さ、軽快さ、パワフル感…。それぞれ異なる持ち味
ゆったりとした動きと快適な乗り心地、優れた静粛性が持ち味。2.4L車は登坂道でややパワー不足を感じるため、軽量のFFモデルを選ぶのも一案。3.5Lは非常にパワフルだが、低回転域ではマイルドな印象のため、扱いづらさは感じられない。3Lモデルはパワフルながら過剰感がなく、バランス的には最良だ。
| H15年 |
2月/デビュー |
2種類のエンジンに4ATと5ATの組み合わせ
AIRSとパッケージモデルの後席は、4:2:4分割可倒式。中央席のみフォールドダウンさせれば、長尺物の積載も容易だ
2代目ハリアーは、高級セダンを超えるハンドリング性能と先進の安全性を目指したモデルだ。グレードは大別すると、2.4L直4エンジンの240Gと、3LのV6エンジンを搭載した300G、AIRSの3種。全車FFと4WDがあり、AIRS以外には充実装備のLパッケージなども用意された。トランスミッションは2.4Lが4AT、3Lが5AT。安全性の面では、運転席ニーエアバッグを全車標準としたほか、AIRSには衝突被害を軽減するプリクラッシュセーフティシステムがオプションで設定されていた。 |
| H16年 |
1月/一部改良&特別仕様車 |
装備内容の見直しと特別仕様車を販売開始
特別仕様車のアルカンターラバージョンは、シートとドアトリム表皮にアルカンターラを採用。専用車検証入れも同素材で作られていた
オプション設定のDVDボイスナビ付きEMV(エレクトロマルチビジョン)がG-BOOK対応モデルに変更された。同時に、240Gと300Gをベースとした特別仕様車、アルカンターラバージョンが登場。音声ガイダンス機能付きカラーバックガイドモニターやパワーバックドア、本革巻き+木目調ステアリングなどが採用されていた。また、同年7月にはインテリジェントAFSをパッケージモデルに標準としたほか、プレミアムLパッケージにパワーバックドアを設定するなど、装備内容の変更も実施。 |
| H17年 |
3月/グレード追加 |
動力性能と環境性能を両立したハイブリッド車
開口部の大きなバンパーは、両サイドに張り出した形状。グリルは横バーを基調とするなど、外装はハイブリッド専用だ
新設定のハイブリッドは、3.3LのV6エンジンと高性能モーターで構成されたハイブリッドシステム、THS IIを搭載。リアモーターで後輪を駆動する電気式4WDシステム、E-Fourとの組み合わせにより、圧倒的な動力性能を与えられたモデルだ。さらに、車両が限界挙動に至る前にエンジンやブレーキなどをバランス良く制御するVDIMも採用し、高い操縦性と走行安定性を実現している。このほか、最高出力211psを発生しながら、10・15モードで17.8km/Lという低燃費を達成したのもトピックだ。 |
| H18年 |
1月/一部改良 |
装備を追加したことで安全性と利便性をさらに向上
新搭載となる3.5Lエンジンは、高い動力性能と低燃費を両立。最高出力280ps、最大トルク35.3kg-mを発生する
3LのV6エンジンが廃止され、新たに3.5LのV6を搭載。これにより、グレード名も300Gから350Gに変更されている。また、350GのFF車にはVSC&TRCを標準で装備。さらに、全車にオートレベリング機構付きディスチャージヘッドランプを標準装備としたほか、HDDナビをオプション設定するなど、より充実した装備内容となった。
このほか、同年7月にはハイブリッドを一部改良。両側フロントドアにハイブリッドエンブレムの追加や、HDDナビの設定といった変更が行われている。 |
| H19年 |
1月/一部改良 |
外観の質感を向上してより魅力的なスタイルに
左/AIRSには、新デザインの18インチアルミホイールも採用。よりエレガントかつスポーティな印象となっている 右/ハイブリッドはグリルやホイールのほか、シルバーメタリックのボディ色を色調が明るく、質感の高いものに変更
ハリアーのグリルがスッキリとしたデザインに変更。さらに、ドアアウトサイドハンドルにメッキ処理が施されている。なお、同年8月には、このメッキハンドルはハイブリッドにも採用となった。 |
| H20年 |
1月/特別仕様車 |
シックなインテリアと使い勝手の良い装備を採用
240G&350Gベース車は、パワーバックドアやスーパークロームメタリックの18
インチアルミホイールなども特別装備
240Gと350G、そしてハイブリッドの各Lパッケージをベースとした、アルカンターラプライムバージョンが登場。本革+アルカンターラの専用コンビシートのほか、ドアトリムには合成皮革を採用し、より高品質な内装を実現している。さらに、アルカンターラ仕様の専用車検証入れやHDDナビ+音声ガイダンス機能付きカラーバックガイドモニター、LEDハイマウントストップランプ付きカラードリアスポイラーも採用。このほか、特別色としてライトブルーマイカメタリックが設定されている。 |