02/08: マツダ アテンザ《モデル概要編》
カテゴリー: マツダの人気中古車完全カタログ
“走り”を意味するコンセプト「Zoom-Zoom」を最初に具現化した
欧州でも高評価を受けるマツダのミドルクラスカー

●コンセプト
最新の技術によってスポーティな走りを実現
欧州ではマツダ6の名で販売され、高い評価を獲得しているのがアテンザ。H15年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーで2位となったのを皮切りに、全世界で80以上の賞を受けている。今ではマツダのブランドコンセプトとなった「Zoom-Zoom(クルマの走りを表現する幼児英語で、日本語の「ブーブー」に相当)」を、最初に体現したモデルだ。ダイナミクス性能の開発には、カーナビなどで使われているGPSの1000倍の精度をもつキネマティックGPSを利用した車体姿勢計測システムを導入。走行する車両の過渡的な姿勢変化や局部的な動きを細かく数値化することにより、ドライバーの感性に忠実なクルマの動きを作り出した。
ボディスタイルは、セダン、5ドアハッチバック、ワゴンの3種類を展開。いずれも3ナンバーサイズだが、1780mmの全幅は日本の市街地でも持て余さずに取り回せる大きさだ。
●メカニズム
世界戦略モデルとして申し分のないメカニズム
Zoom-Zoomを体現するサスペンションは、フロントにハイマウントアッパーアーム式のダブルウィッシュボーンを採用。しかも、高速安定性が高まるため欧州車が好んで採用する分割ロアアーム方式だ。リアはトレーリングアームを核としたE型マルチリンクサスペンションで、支持剛性の高さとスペース効率を両立させている。エンジンは直4DOHCで、マツダの世界戦略エンジンとなるMZR型を搭載。レースでも高い実績をもつコスワース鋳造という方法で作られたアルミ製シリンダーブロックを採用しており、排気量は2Lと2.3Lが設定されている。
デビュー時はセダンが4ATのみで、ハッチバックとワゴンには4ATと5MTを設定。駆動方式は基本的にFFで、ワゴンのみ電子制御式4WDがある。H17年のマイナーチェンジにより、ATは5速へ、MTは6速へと変更された。
●エクステリア&インテリア
力強さを与えられた外観内装は上質でスポーティ
エクステリアのデザインコンセプトは、「アスレティックなフォルム」だ。ホイールベース間のボディ下部にボリュームを集中させて塊感を出す一方で、ショルダーラインの流れによって力強さを演出。アスリートがスポーツジャケットをまとった姿がイメージされている。特徴的なのが、5ドアハッチバックのデザイン。リアゲートに明確なノッチ(段差)をつけることにより、セダン的なプロポーションを作り出している。
内装はクラフトマンシップを感じさせる高品質な仕上がり。FFながらセンターコンソールを高くしたデザインと、そこにつながるT型ダッシュボードがスポーティな印象を与えている。
後席はひざ元空間も広く、大人でも快適にくつろげるほどだ。ハッチバックとワゴンは、リアゲート側からレバーを引くだけで折り畳めるKARAKURIフォールドを採用。ワンタッチでフラットなスペースが作れる。
●インプレッション
ドライビングプレジャーを味わわせてくれる一台
欧州で高く評価されている走りの性能は、ひとことで言えば「リニア」。運転操作に対するクルマの反応が常に直線的な感覚で返ってくるため、先の動きが読みやすく、クルマと対話しながらの運転がストレスなく楽しめるのが魅力だ。乗り心地はやや硬だが、ゴツゴツ感は少なくトータルで快適。速度が上がるにつれフラット感が増すのも欧州車的だ。
エンジンのトルク特性はフラットで、高回転まで回す楽しさはない。しかし、回転を上げていったときの排気音は雑音なくスッキリと伸びていき、それなりに気分を高揚させてくれる。







