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安定感とスポーティ感を両立!
キビキビとした走りを楽しめるスズキ渾身のコンパクト

スズキ スイフト

2004年(H16年)11月:デビュー

ベーシックな1.3Lとスポーティな1.5Lを用意

「見て力強さを感じ、乗って力強く走るダイナミックコンパクト」をコンセプトに開発された2 代目スイフト。塊感のある外観は、ワイドトレッドにより安定感を実現した。内装はシルバー加飾などを施し、スポーティな印象だ。走行面では、プラットフォームやリアサスが新開発されたほか、フロントサスにフレームが新たに採用された。さらに、ステアリングギアボックスが新設計されるなど、各部のブラッシュアップにより高い走行性と乗り心地が両立されている。搭載エンジンは直4DOHCで、1.3Lと1.5Lを用意。前者には4ATと5MT、後者には4ATのみが組み合わされた。1.3LにはベースグレードのXGと装備を省略したXEを、後者には本革巻きステアリングなどを採用したXSを設定。全車にFFと4 WDがある。

スイフト シート スイフト エアバッグ スイフト 電磁式オープナー
↑ホールド性と快適性を両立した大型シートを前席に採用。1.3XGと1.5XSには運転席シートリフターを搭載 ↑前席エアバッグは全車標準装備。1.5XSのみ、サイド&カーテンエアバッグのセットオプションを選択可能だ ↑ラゲージは様々なアレンジが可能。バッグドアには、開閉をスムーズにする電磁式オープナーを採用

2005年(H17年)6月:特別仕様車

女性をターゲットとして内外装の質感をアップ

1.3XEのAT車がベースのスタイルが登場。特別装備にはボディ同色のドアハンドル&ミラーや、リア&バックドアのスモークガラスなどが奢られていた。

スイフト1.3XE インテリア ←内装色にはベージュを採用し、落ち着いた空間を演出している。メッキ調のエアコンルーバーリングも専用装備

2005年(H17年)9月:グレード追加

走行性能をさらに磨いたスポーティな1.6Lモデル

新グレードとして追加されたスポーツは、1.6Lエンジンを搭載したホットモデル。FFのみの設定で、5MTと4ATが用意されていた。エンジンは、高回転、高出力に耐える高強度ピストンや、アルミ製インテークマニホールドなどを装備。ミッションにも専用チューニングが施されて、加速性能が向上している。足回りでは、欧州各国で多数の車メーカーに純正採用されているモンローのショックアブソーバーが奢られた。さらに、前後ブレーキには15インチの大径ディスク搭載など、よりスポーティな走りが可能となった。外観では、前後バンパーを専用設計。また、サイドアンダースポイラーやルーフエンドスポイラーも装着され、整流効果が高められている。内装は黒が基調。シートは赤との2トーンで、レカロとの共同開発シートもオプションで用意する。本革巻きステアリングには赤いステッチが施されたほか、3連クロームメッキメーターパネルを採用するなど、とことんスポーティさにこだわった。

スイフト スポーツシート スイフト エンジン スイフト モンローショックアブソーバー スイフト リア
↑前席にはシートバック、クッションともにパッドの強度を高めてホールド性を向上させたスポーツシートを採用 ↑オールアルミ製となる1.6Lエンジンは最高出力125ps、最大トルク15.1kg-mを発生する ↑スポーティな走りに対応するモンローショックアブソーバー。乗り心地と安定性にも貢献している ↑一部をダークグレーとしたヘッドランプや、デュアルエグゾーストタイプのマフラーなども採用されている

2006年(H18年)1月:限定車

アルミホイールをはじめ数々の上質装備を搭載

RJCカー・オブ・ザ・イヤー&日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞受賞を記念した1.3 XGリミテッドが登場。マフラーカッターなどが特別装備された。

スイフト1.3X Gリミテッド インテリア ←オーディオスイッチ付き本革巻きステアリングや、グレー&黒の専用シートも特別装備の一つだ

2006年(H18年)6月:特別仕様車

人気の特別仕様車がより装備を充実させて登場

特別仕様車の1.3XEスタイルが仕様を変更。ベージュ色のシート表皮がスエード調生地に変更されたほか、インパネと一体感のあるMD/CDステレオが備わり、より上質な印象となった。またシートが撥水加工されたほか、ドアミラーは電動格納式となるなど、使い勝手も向上している。同時に、1.3XGをベースとしたリミテッドⅡが登場。こちらは専用シートやキーレススタートシステム、15インチアルミホイールなど、H18年1月に登場したリミテッドとほぼ同じ特別装備が採用された。

スイフト1.3XEスタイル インテリア スイフト1.3XGリミテッドⅡ
↑アクセントとしてシルバーカラーのパーツを各部に施したスタイル。フルオートエアコンも新たに採用された ↑リミテッドⅡはFF車のみ、ディスチャージヘッドランプをオプション選択可能。これがリミテッドと異なる点だ

2006年(H18年)12月:限定車

内外装の装備を変更してより上質なイメージに

スイフトスポーツリミテッドは、1000台のみの限定モデル。本革&アルカンターラの専用レカロシートや、ソフトレザーのドアトリムなどを装備していた。

スイフトスポーツリミテッド ←ボディ同色のフロントバンパー&サイドアンダースポイラーを搭載。ドアハンドルは金属調塗装が施されている

2007年(H19年)5月:マイナーチェンジ

落ち着いたブラウンが基調のスタイルを追加

1.3L&4ATのFF車は、新開発の1.2L&CVTの組み合わせにスイッチ。また特別仕様車だったスタイルをカタログモデル化したことでグレード整理が実施され、XEの4WD車などが廃止された。このほか、後席は背もたれをワンアクションで倒せるタイプに変更。後席折り畳み時にラゲージとの段差を解消するボードが新たに採用され、使い勝手も向上した。なお、スポーツはMT車の変速比やトルク制御を変更するなど、一部改良レベルにとどまっている。

スイフト1.2スタイル インテリア スイフトXS
↑スタイルの内装は本革&アルカンターラの専用シートや本革巻きウッド調ステアリングを採用し、上質な印象 ↑グリルや前後バンパーのデザイン変更に加え、XSなど一部グレードにLEDサイドターンランプ付ミラーを採用

欧州車のテイストあふれる
スタイリッシュコンパクト

スズキ スイフト

コンセプト
欧州テイストがあふれるルックス&走行性能

スズキが世界の小型車市場へ本格的に進出するため、すべてを専用設計とした渾身の一台が2代目スイフトだ。担当デザイナーをイタリアに駐在させ、欧州生活を通じて感性を磨かせる一方、欧州の一般路を徹底的に走り込むことによって、走行性能も十分に鍛え上げている。
専門家からも高い評価を受けており、RJCカー・オブ・ザ・イヤーや日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞MOST FUN賞をはじめ、各国で合計18の賞を獲得。モータースポーツ界においても、2007年の世界ジュニアラリー選手権ではドライバーズタイトルに輝いた。
オーソドックスな5ドアハッチバックボディをもち、十分な実用性を確保。そのうえで、ベーシックグレードでも欧州車的に引き締まった小気味のよい操縦性能を見せる。ベテランドライバーの要求にかなうのはもちろん、初心者が運転する楽しさを覚えるにも最適な一台だ。

メカニズム
4種類のエンジンにMTやCVTなどを用意

スイフトには、特別な電子デバイスは使われていない。近代コンパクトカーの基本的メカをしっかりと作り込んで、高い性能を確保する手法も欧州的だ。
エンジンはガソリン直4。1.3Lと1.5Lの2機種でスタートしたが、スイフトスポーツのデビューを機に1.6Lのハイオク仕様を追加。H19年のマイナーチェンジでは1.2Lの低燃費エンジンが追加されている。
トランスミッションは4ATと5MT。さらに1.2Lエンジン専用のCVTを用意。駆動方式はFFがメインで、ビスカス式の4WDが1.3L車と1.5L車に設定されている。
サスペンションはフロントにマクファーソンストラット、リアにはツイストビーム式という設定。ブレーキはフロントがベンチレーテッドディスク、リアがドラム式となっている。このほかイモビライザー(盗難抑止警報装置)が全車に標準装備。これはクラス唯一だ。

エクステリア&インテリア
骨太な印象の外観と落ち着きのある内装

エクステリアのデザインテーマは塊感。個性豊かな欧州車群に埋没しないことはもちろん、石畳や重厚な石造建築が立ち並ぶ欧州の風景にも力負けしない存在感を出すために、面の張りを大切にしたという。力強いショルダーラインと張り出したフェンダーフレアにより、踏ん張り感のある下半身を実現。一方で、A、Bピラーをブラックアウトし、水平の流れを切らないスピード感を巧みに演出している。
インテリアはブラック&メタル調のモノトーンで、シンプルで落ち着きのある雰囲気。奇をてらったデザインではなく、質感の高さは従来のスズキ車のイメージを一掃するものだ。
シートはヨーロッパ人の体格を考慮した大柄なもので、クッションは適度に硬い。後席は居住性が高く、大人の長時間使用にも十分堪えられる。背もたれは6:4分割で、前倒しが可能。さらに座面を持ち上げれば、フラットなラゲージが出現する。

インプレッション
ハンドリングは手応え十分路面追従性の高さも魅力

グリップがやや太いステアリングホイールと、国産車の割に大きめの操舵力は、明らかにこれまでの国産コンパクトカーとは異なるテイスト。ステアリングから伝わる路面の情報量は豊富で、操舵力の変化を受けて容易にグリップ状態が把握できる。
低速域の乗り心地が硬く感じるあたりも欧州車的だが、よほど荒れた路面でもない限り不快というほどではない。コーナリング中、ロードホールディングが非常に良いのも好印象だ。
動力性能は1.3Lでも十分。特に5MT車はトルクバンドを維持して走れば、十二分にスポーツ気分を堪能できる。
バイヤーズガイド
狙い目グレード
流通量が豊富で相場がそれほど高くない年式は?
初期の物件が極端に少ないスイフト。流通量が豊富となるH18年式でも相場はそれほど変わらないため、予算が少ない人でもこの年式で探すのが手っ取り早い。特に、1.3XGは流通量が豊富でオススメ。走行性能をとことん追求したいなら、やはりスポーツを。可能であれば物件数の多いH19年式から選びたい。H19年5月の改良を受けながら未走行というものも意外に多いため、出会えれば買い得感が高まるはずだ。
購入時のチェックポイント
前オーナーの乗り方を想像しながら確認しよう
リコール情報で特に対象台数が多いのは、燃料ポンプの不具合だ。これは、H16年10月からH17年5月の間に生産された車両の一部に見られる現象。最悪の場合、エンストして再スタートができなくなる恐れもあるので、対象車両は整備手帳で対策品に交換されているかを確認。また、特にスポーツは激しい走行に使われていた可能性もある。店頭チェックの際はできる限り試乗して、異音や振動がないかを確認しよう。
スズキ スイフト フロント
↑ヘッドランプからリアまで流れるショルダーラインが、力強い骨格を表現。大きく張り出した大径タイヤとフェンダーにより、安定感も与えられている
スズキ スイフト リア
↑リアコンビランプは、フロントからのショルダーラインに連続性をもたせたデザイン。緩やかなカーブと平面を組み合わせたテールゲートも特徴的だ
スズキ スイフト インパネ
↑インパネは、低く設計した上に前面をカーブさせたことで、開放的な印象。メーターにシルバーリングを施すなど、スポーティさもアピールする
スズキ スイフト プラットフォーム
↑新開発のプラットフォームにより、高剛性ボディを実現。旧型に比べ、ねじり剛性は1.3倍、曲げ剛性は2.3倍にアップし、安定した走りをかなえた
スズキ スイフト 走行シーン
↑トルクフルな走りが好みなら、スポーツがオススメ。サスに専用チューンを施しながらも、乗り心地は良好だ


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