06/24: 【映画の名車】第22回:ボーン・アイデンティティー
カテゴリー: 映画の名車
スクリーンを飾ったあの名車、少ししか映らなかったけれど忘れがたい車…
そんな映画に登場した“気になる車”をカーセンサーnetで見つけよう!
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■記憶喪失モノとしては映画史上1、2を争うほどの名作!

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DVD『ボーン・アイデンティティー』発売中 2002年・米 監督=ダグ・リーマン 出演: マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー、クライヴ・オーウェン、ブライアン・コックス、アドウェール・アキノエ・アグバエほか 販売元: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン \1,800(税込)
なかでも第1作目の『ボーン・アイデンティティー』は、記憶喪失モノとして映画史上1、2を争うほどの秀作。大海原にプカプカ浮かぶ男(マット・デイモン)がイタリアの漁船に発見され引き上げられる。男は銃弾を受けており、瀕死の状態。なんとか回復したものの、自分の正体が皆目見当がつかない。手がかりは尻に埋め込まれていたカプセルで判明したチューリッヒ相互銀行の貸金庫番号だけ。上陸した彼はさっそくスイスに向かい、貸金庫を開けてみると、そこには6冊のパスポートとピストル、無造作にひっくるめられた札束、ジェイソン・ボーンという名前とパリにある自宅の住所だった。
ここからはもう怒涛の展開。銀行を出たボーンを何者かが躍起になって追いかけてくる。その魔の手をワケもわからぬまま振り払っていくのだ。ボーンはアメリカ大使館で出会ったマリー(フランカ・ポテンテ)の赤いローバー ミニに、札束をちらつかせて同乗させてもらう。2人はボーンの自宅があるパリへ無事到着するも、そこには殺し屋が待ち受けていた。どうにか撃退に成功したものの、赤いローバー ミニはパリの警察からマークされており、今度はボーンがハンドルを握って決死の逃亡劇を繰り広げる!!
追ってくるのはシトロエン ZXをベースにした数台のポリスカー。「タイヤの空気圧がバラバラで」「右に寄っていく」オンボロのクラシックカーでは勝ち目はない。それでもボーンは超絶テクニックで歩道や階段をモノともせず、パリの街を縦横無尽に駆け抜けていく。ミニならではの機動力を生かす展開は、以前に紹介した『ミニミニ大作戦』でもフィーチャーされていたが、本作の場合は旧型なのがポイント。圧倒的にポテンシャルの低いマシンで、高級車を翻弄するカーチェイスは、続編の2作品にも継承されることになる。
命からがら逃げ切った2人の結末は、映画をご覧いただきたい。ボーンがなぜ記憶を失っているのか、なぜ武術や運転テクニックに長けているのか、一連の謎についても膝を打つように納得できるはずだ。日本では「ジミーちゃん」などとアダ名をつけられ、パッとしない印象もあったマット・デイモンも、ジェイソン・ボーンという当たり役を得て、一段上のステージへ駆け上がった。絶品のスパイアクションにして、記憶喪失モノの最高峰。シリーズ3作で一応完結とのことだが、まだまだ続編にも期待したい。


