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テレビドラマから映画への流れはもはや定番になった(最近はマンガ→ドラマ→映画の流れも多いが)。高視聴率を上げたドラマを映画化するのだから、すでに固定ファンは相当数おり、一定の集客が見込める間違いのないコンテンツとして配給会社も重宝している。この流れは10年前に公開されてメガヒットを飛ばした『踊る大捜査線 THE MOVIE』から。それまで暗い暗い冬の時代を何年も過ごしていた日本映画界にとって、突然の光明が『踊る~』だったのだ。
リュック・ベッソン印の大人気カーアクションシリーズの第4弾。改造タクシーでぶっ飛ぶスピードキングのダニエル(サミー・ナセリ)と、スットコドッコイな刑事エミリアン(フレデリック・ディーファンタル)のコンビが、毎度おなじみの大騒動を巻き起こす。アバンタイトル(タイトルが現れる前の導入シーン)では超大物スポーツ選手がカメオ出演!! 2002年の日韓ワールドカップにも出場した“フランスの怪物”ことジブリル・シセが本人役で登場しているのだ。
1982年の『少林寺』で衝撃のデビュー以降、日本人にもスッカリおなじみになった中国人俳優ジェット・リー(当時は本名のリー・リンチェイ名義)。日本中の子供たちが彼の少林寺拳法に見せられ、熱狂したものだ。1998年に『ラッシュ・アワー4』に出演を果たして以来、ワールドワイドな活躍を見せ始め、2000年にはアメリカ国籍を取得、今では出演する映画すべてが主役級扱いの一流スターである。そんなジェットがヒップホップ界のスーパースター“黒いカリスマ”ことDMXとW主演を果たしたのが、2003年公開の『ブラック・ダイヤモンド』だ。
ハリウッドイチの黒人ドル箱スターが主演を務めた昨年公開の話題作が『アイ・アム・レジェンド』。原作は、リチャード・マシスンのペンによる、あまりにも有名な同名小説。映画化もこれで3度目となるが、過去2作と違って大胆にエンディングを変えたことが物議を醸している。
あらゆるメディアで大規模な宣伝を行った最近の作品なので、未見でもおぼろげに内容を把握している諸兄が多いだろう。
いつの間にやら制約だらけでがんじがらめになってしまったメディア界。特にテレビの地上波は差別的な発言や反社会的な行動が徹底的に抑制され、ドラマもバラエティも生温かい骨抜き番組ばかりになった。スカパーや映画はまだマシだが、それでも30年前から比べればはるかに規制は多いだろう。1970年代に2本の映画を残しただけで、現在に至るまで30年近く沈黙を続けている映画監督・長谷川和彦、通称ゴジ。今のところゴジ監督の最新作(!!)である1979年公開の『太陽を盗んだ男』は、現代日本では絶対に実現不可能なアンモラルとハチャメチャなパワーにあふれた快作にして怪作である。
刑務所内のサーキットを舞台にケンカ仕様を施したイカついマシンが命がけのレースを繰り広げる『デス・レース』が、いよいよ公開。ゴツゴツした生の手触りが味わえる正真正銘のカーバトルアクションは必見だ。
車しかり映画しかり、定番には定番のよさがある。いつの時代でも変わらずに人々に訴求し続ける商品や作品は、飽きのこない優れたサムシングを秘めているのだ。今回紹介するのは、そんな定番中の定番映画、山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』である。あーハイハイ、刑務所から出てきた高倉健が奥さんのもとに戻るのにハンカチを吊るしてくれとかいう、泣ける映画でしょ!? 」と、観たこともないのに観た気になっている誰かさんの声が聞こえてくるようだが、この作品を単なるお涙頂戴の人情劇だと勘違いしてもらっては困る。
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